春のエネルギー

春の氣エネルギー

春は新鮮なエネルギーを生き物全てに与えてくれる。生き物たちは古い衣を脱ぎ捨てて新たな情報の海へと船出する。

春は冬に蓄えていた氣を放出して花を咲かせ虫の肩を叩いて花の蜜を探させる。

僕も春の日差しに追い立てられるように街へ出た。何かの予感を感じて。

蔵前。

初めての街は刺激があって面白い。

僕の家は東京の西にあるのだが蔵前は思ったより遠くなかった。

僕の両親は二人とも下町の生まれなのに僕は下町にはあまり縁がない。落語にハマった時は人情噺が面白く登場人物の背景にある江戸の街が素敵に映った。蔵前と云う名前は魅力的だ。

50年前に出会った僕の大切なひとが下町育ちだったので縁台やら夕食の支度の匂いや景色や長屋の風情が妙に僕の心に留まっている。そんな心のざわめきに引きずられて身体が勝手に蔵前へと向かわせたのかもしれない。不思議な感覚だった。

厩橋

厩橋から

隅田川沿いのカフェでまったり

隅田川は僕にはあまり縁のない川だけど戦時中の隅田川での出来事は両親から聞いたり資料写真を見たりして脳裏に焼き付いている。3月10日東京大空襲。焼夷弾の雨に焼け野原になり、熱さに耐えきれない沢山人たちが川に飛びこみ黒ごげになった人の体があちこちに。。。今の隅田川は穏やかに流れている。不思議な感じ。

駒形どぜう

路地を歩く。遠くにどぜうの看板が見えた。駒形はこんなに近いんだ。

20年くらい前に母とこの店に来たことがあった。父が亡くなった時、母と父の思い出の場所を巡ったことがあった。その一つがここ。もう少し浅草の方に歩けば麦とろのお店や思い出の藪蕎麦、鰻屋がある。江戸の風情と旨いものには事欠かない。

美味いねー😋

どぜう鍋のどぜうは下ごしらえがとてもしっかりしていて柔らかでゼリーを食べているよう。癖がなくてもっとどぜうを感じたいと思うくらい。そこでどぜう汁。こっちは骨が舌に当たるくらい。気を付けて丁寧に咀嚼して食べた。

ご馳走様でした。

お腹も満たされ浅草寺までと思ったけど疲れたので今日はここまで。

駅に向かう道すがら路地裏は下町の風情がまだ残っていて楽しい。

春のエネルギーは美しさに変わる

レンギョウ。小さい頃は嫌な花だった。この花が咲くと学校へ行かなくちゃいけないから・・・

スノーフレーク。妖精のランプみたい。

菜の花の匂いが好きだ。春の命の匂い。

黄色い花が多いのは虫が見つけやすいのかな。

春よ いらっしゃ〜い

咲けば 散る。そんな当たり前が切なく美しい。

今年も桜のお尻をかじって甘い蜜を味わえた。桜の香りも楽しめた。春の一番の贅沢を楽しめた。

 

2023春のライブは・・・

1986年頃から2017年まで音楽専門学校で非常勤講師をやらせてもらっていて、その時に出会った生徒さんたちとの奇跡のライブ。春のエネルギーをいっぱいもらっていっぱい楽しむんだ!

ご興味のある方はどうぞコメント欄からぜひ!

20年経ってみんな素敵になってカッコ良くなってリハーサル中ずっとワクワクのしっぱなし。

ありがとう〜

 

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