病氣の記録を処分したら感謝が残った

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病氣の記録を処分したら感謝が残った

遠藤です。

年末に9年間の病院から渡されるいろんなデータ記録をシュレッダーにかけました。(何故か捨てられなかった)

病氣が見つかってから寛解するまでの薬物治療、輸血、血液検査、CT,MRI画像など体調の変化を記した書類に一つ一つ目を通しながら一枚一枚シュレッダーにかけました。

人は嫌な記憶,辛い記憶は消してしまうようで、書類に目を通しながらその当時の今を思い出していました。

その当時は客観的に今を見つめることができなかったので改めてその時の体調,血液の状態,骨髄の中の状態,などを知ると今こうして生きていること普通の生活が出来ていることが不思議なくらいです。

骨髄の中の環境が悪いのか、はたまた血液を作る細胞が悪いのかわからないとの説明を主治医から受けていました。自家移植しても上手くいかずいよいよ同種移植(ドナーさんから造血幹細胞の移植)へと話が進み幸いにもドナーさんが見つかって約半年後に決行しようとその準備(放射線治療など)に入る2日前に自分で血液を作り出していることがわかり同種移植は延期してしばらく様子をみることになりました。その後も少しずつ白血球赤血球血小板(血球3兄弟とぼくは呼んでいます)などが増えてきて、そしてそのまま移植はせずに済みました。

薬物療法を乗り越え,奇跡的に放射線治療を免れ,同種移植も免れて今普通の生活ができている、奇跡と同時に守られているなぁと改めて感じています。

あるがままに感謝する

同種移植準備2日前血液を作り出した・・・
その当時は奇跡だと思っていました。(覚悟していましたからね)

今思えば奇跡でも必然でもどちらでも感謝できることが有難いことと思います。

ぼくは悪性リンパ腫に感謝しています。僕がこの病氣にかからなければきっと外へ拠り所(支え)を求めていたと思います。この闘病のお陰で拠り所(支え)は内にあることがわかりました。そしてその拠り所(支え)は天(宇宙)の一部であるということです。

以前のブログにも書きましたがその言葉は鮮明に覚えています。
ある朝、病院のトイレの個室に入っていると言葉が降りてきました。(トイレやお風呂はひらめきの場所のようです)

『あなたは私の全てです。私はあなたの一部です』

「あなた」とは宇宙のことです。

今回のシュレッダーも喉元すぎても生命の感謝を忘れるなよというメッセージのようです。

 

 

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