病院は生命の氣付きの場
遠藤です。
僕は悪性リンパ腫。今日はニヶ月に一度の経過観察の日。大丈夫とわかっていてもデータを見せられると裏付けられたようで安心します。
慣れないことをあえてやる。頭の体操。
駅からなるべく通ったことのない道で病院まで行く。お茶をセルフレジで買う。僕にはちょっとした冒険です。
慣れないことをあえてやるのは頭の体操になります。できなければ聞けば良いしね。新しい発見が見つかることもあります。
泥酔しても家に帰れる不思議
脳はエネルギー節約のため楽をしようとするんですって。繰り返し経験していることをその都度情報を取り出していたら凄いエネルギー消耗ですね。何度も繰り返し経験していることは無意識の倉庫に格納します。そして、例えば泥酔しても家に帰れるのは無意識がやってくれているからなんですね。
採血。やる方もやられる方も大変。
色んな事情を抱えている人たちが行き交うロビー。
いろいろ考えさせられる。
自分の番号がモニターに映る。部屋に入る。臨床検査技師の方たち大忙し。12人体制。
長いこと採血してもらっていても上手い人(ベテランの人)にやってもらいたいと思ってしまう。
上手い人とは採血しやすい血管を探すのが上手。針の刺し方が上手。痛くない。細い血管、力のない血管でも工夫して採血してくれる。
今日はいつもやってくれているベテランの方が採血してくれます。
隣で若手の方が苦心しているんでしょう、ベテランの方を呼びました。ベテランの方のやっていることを覗き込んでいます。みんな色んな経験を積んでベテランになるのだから患者の僕も協力してあげなきゃ。そういう氣持ちになりました。
この写真は2016年、薬を投与できる血管が見つからなくて、いっぱい針を刺されたことがありました。その時は大変な時期だったから兎に角血管が見つかってほっとしたことを思い出します。
診察室。
採血結果が出るまで一時間はかかるので腫瘍内科受付前で待ちます。
その間このブログを書いたりしています。
診察は採血結果の数値やグラフを観て体の状態を診断します。
CRP数値:横ばいを維持。問題なし。
白血球、赤血球、血小板:問題なし。
1月に半年に一度のCT検査(目視でも確認)
「来年の中頃に骨髄検査をやろうと思っています」とのこと。
骨髄穿刺
骨髄検査とは骨髄穿刺(こつずいせんし)といって腰の骨に太い針を骨の中まで刺して骨髄を取り出して検査します。
3回目4回目の骨髄穿刺
2016.2017かな、看護師さんに頼んで撮ってもらいました。自分じゃ何をやられているのかわからないのでね。
(写真見てたら当時より今の方が臨場感あるなぁ)
(当時の写真を見てたら、凄い山を乗り越えてきたなって、あらためて自分に感謝です)
今回は造血幹細胞の状態とDNA検査(その頃には日本でも許可おりてる予定)して別のガン、(僕の場合は白血病または上皮生癌)になる可能性があるかないかを観るんだそうです。
知ったところで僕の人生は変わらないんだけど、痛みより骨の中の具合を知りたい。そっちの興味の方が優っています。そして発病してからの10年でどんな変化があったのかも知りたいし。。。
次回の約束をして、「ありがとうございました」「良いお年を」って挨拶して診察室を出ました。
感謝と幸福はコインの裏表
病院は色んな事情を抱えてる人がいっぱい居てある種、氣付きの場。僕は大病にならなければ大切なことに氣付けなかった。だから病氣には感謝なんです。
内臓や骨、全細胞が自分の意識の外、無意識のうちに働いている。最期の日まで黙々休むことなく(休んだら死んじゃう)働いてくれている事に感謝。
感謝の向かう先には私たちの中に流れる氣(情報エネルギー)があります。
その氣をコントロールするのは私たちなんです。
感謝と幸福はコインの裏表
感謝の想いが溢れ出れば幸福があなたを包みます。
幸福だと感じたら感謝の想いが溢れます。
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