癒しの床屋さんは優しい情報場
僕が行く床屋さんは病院の中にあります。
二度目の抗がん剤治療の時からの長いお付き合い何度も坊主頭にしてもらいました。院内のオアシスと言っても良いくらい凪のようなすーっとした静かな空間です。
人、物そのものが情報場
情報場って特別なところにあると思っていました。天(宇宙)にあるとか、脳の中にあるとかそんな感じで捉えていたのだけど、
物や人そのものが情報場がなんだと感じました。
だから情報を書き換えれば自分も変わることができる。
僕らは情報そのものなんだと今日、床屋さんで感じました。
お客さんは患者さん
普通の床屋さんと違うところはお客さんの大半が患者さん。
救急で担ぎ込まれた人の血にまみれた髪を切ることもあるし、傷口を氣にしながら丁寧に刃物を使うこともあります。抗がん剤治療をする女性の髪を切る、涙を流しながらじっと椅子に座っている女性・・・「つらくてねぇ」、そんな話をご主人は臨場感高く話してくれます。
補助員の方に車椅子を押されて来る患者さんもいます。お店の方はその都度その患者さんに寄り添った対応をします。
⚪︎号棟の7階は⚪︎⚪︎科の患者さんだねとか、⚪︎号室の⚪︎⚪︎さんが眼科の後に寄るから⚪︎時ごろになるかな、など色々把握していて病院の歴史のようなご主人。
ご主人の話には情が溢れ出ているから聞いていて心が温まります。
色んな事情を抱えている人たちがお客さんだからお店の方の優しさ氣使いがその場を作っているんだと思いました。
床屋さんのお仕事
床屋さんのお仕事は沢山あって大変です。髪の癖を取るためにタオルで蒸して、お客さんの要望を聞いて髪を切りシャンプーをして襟足を剃り、顔を剃り、耳の産毛を剃り、鼻毛をカットし、眉毛を揃え、肩を揉みマッサージして最後に髪をドライヤーで整えます。
女性も顔の産毛を剃ってもらうだけでも氣持ちいいのになぁと思いました。
さっぱりスッキリの一時間でした。
ご主人とツーショット
映画Matrixを思い出しました。
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